株価指数先物【昼のコメント】 ショートカバーにより前引けにかけて2万8130円まで上昇

市況
2021年12月1日 12時13分

日経225先物は11時30分時点、前日比650円高の2万8120円(+2.36%)前後で推移。寄り付きは2万7810円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7675円)を上回って始まった。前日の大幅な下げは行き過ぎとの見方に加え、MSCIのリバランスによる需給イベントを通過したことで買い戻しが優勢となった。開始直後に2万7590円まで上げ幅を縮める場面もあったが、前場半ば辺りから再び買いの動きを強めており、前引けにかけて2万8130円まで上昇した。

本日も値振れの大きい相場展開であり、日中値幅は500円を超えている。買い先行で始まった後はショート筋による仕掛け的な動きとなったが、前場半ば以降はグローベックスの米先物の強い値動きのほか、ハンセン指数が1%を超える上昇で推移していることから、ショートカバーに向かわせたようである。

日経225先物は2万8000円回復で短期的には達成感も意識されやすく、後場も米先物やハンセン指数の動向を睨みながらの値動きになりそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.42倍に低下しており、支持線として意識されている75日移動平均線水準での攻防をみせている。

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