今日の為替市場ポイント:米国株安を意識して円売りは引き続き抑制される可能性

通貨
2021年12月2日 8時36分

1日のドル・円は、東京市場では113円09銭から113円63銭まで反発。欧米市場では、113円59銭から112円67銭まで反落し、112円79銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に112円台で推移か。米国株安を意識して、リスク選好的な円売りは引き続き抑制される可能性がある。

バイデン米大統領は12月1日、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の影響が克服されるにつれ、インフレ圧力は和らいでいくとの見方を示した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融サービス委員会で行った証言で、「政策当局者はインフレが来年後半に想定通りに鈍化しない場合に対応する準備をしておく必要がある」と述べている。市場関係者の間からは「米国内でオミクロン変異株の感染が拡大してもインフレ圧力が弱まるかどうかわからない」との声が聞かれている。市場参加者の多くは、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入を早い時期に終了することが決定されることを想定しつつあるようだ。

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.