株価指数先物【引け後コメント】 メジャーSQを控え限月交代に伴うロールオーバー中心の売買

市況
2021年12月6日 18時04分

大阪12月限

日経225先物 2万7850 -220 (-0.78%)

TOPIX先物 1943.0 -19.0 (-0.96%)

日経225先物(12月限)は220円安の2万7850円で取引を終了。寄り付きは2万7910円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7790円)を上回って始まり、現物の寄り付き直後には2万8020円まで下落幅を縮める場面がみられた。ただし、リバウンドの動きは限られ、その直後には2万7680円まで下落幅を広げた。前場半ばまでの荒い値動きが落ち着くと、こう着ながらも下落幅を縮め、大引けにかけて2万8000円に迫る場面もあったが、引けのインデックス売りの影響により2万7850円で取引を終えた。

朝方に2万8000円を回復する場面がみられたものの、リバウンドは強まらず、結局は2万7500円~2万8000円水準での保ち合いが続いた。週末に12月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなかで限月交代に伴うロールオーバー中心の売買となるため、短期的な仕掛けに対して追随する売買は限られているほか、短期筋のクローズの動きも早いとみられる。

また、指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>が8%を超える下落で年初来安値を更新し、日経平均株価を1社で約96円押し下げる格好となった。この影響もあってNT倍率は先物中心限月で一時14.23倍まで低下したものの、その後はファーストリテイリング<9983>や東京エレクトロン<8035>などの強い値動きにより、14.33倍と小幅に上昇して終えている。トレンドは下向きではあるが、ロールオーバー中心のなかではNT倍率のスプレッド狙いの動きも短期的なトレードにとどまっているようだ。

手口面では日経225先物はクレディスイスが4920枚、ソジェンが3020枚、バークレイズが3010枚、ABNアムロが1500枚程度の売り越しに対して、大和が7530枚、みずほが5790枚、モルガンSが2940枚、三菱UFJが1660枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが7740枚、バークレイズが5740枚、シティが3920枚、ABNアムロが3580枚程度の売り越しに対して、野村が1万0290枚、BNPパリバが5000枚、SMBC日興が3920枚、ソジェンが3750枚程度の買い越しだった。期先へのロール中心の売買である。

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