東京株式(前引け)=急反発、米株高と中国の景気改善思惑も好感
7日前引けの日経平均株価は前営業日比354円64銭高の2万8282円01銭と急反発。前場の東証1部の売買高概算は5億3011万株、売買代金概算は1兆2830億円。値上がり銘柄数は1969、対して値下がり銘柄数は162、変わらずは50銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが今年最大の上げ幅をみせたことなどで投資家の不安心理が後退し、主力株を中心に先物主導で幅広く買い戻される展開となった。日経平均株価は朝方高く始まった後、いったん値を消す場面もあったが、売りが一巡すると急速に上値指向に変わり一時400円以上高い場面もあった。中国の預金準備率引き下げが中国景気を刺激するとの思惑が景気敏感株に追い風となっている。ほぼ全面高様相で東証1部全体の9割の銘柄が上昇した。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金首位となり大きく切り返したほか、レーザーテック<6920>も買いを集めた。日本郵船<9101>など海運株も高い。日本航空<9201>が値を上げ、リクルートホールディングス<6098>も上昇した。日本電波工業<6779>が急伸、井筒屋<8260>も物色人気に。半面、富士通<6702>が軟調、シマノ<7309>も売りに押された。Zホールディングス<4689>も冴えない。アイホン<6718>が急落、日本CMK<6958>、日本水産<1332>などの下げも目立つ。