エイケン工業はウリ気配スタート、22年10月期は減収減益及び減配の見通し
エイケン工業<7265>はウリ気配スタート。同社は8日取引終了後、22年10月期単独業績予想について、売上高63億6000万円(前期比6.5%減)、営業利益3億3000万円(同41.9%減)、純利益2億4400万円(同42.5%減)、年間配当予想を110円(前期は140円)と開示し、減収減益及び減配の見通しが嫌気されているようだ。
自動車の補修用フィルター市場は今後の競争激化が予想され、加えて新型コロナウイルス感染症は国内においては小康状態を保っているものの、海外においては再拡大の様子を見せており外出自粛要請やロックダウンが見込まれるなか、国内経済の本格的な回復にも時間を要し、今後の景気の先行きに懸念が生じると思われるためとした。
あわせて発表した21年10月期単独営業利益は5億6700万円(前の期比2.3倍)だった。売上高が増加したこと及び生産量増加に伴う生産効率向上などにより、製品売上原価率が低下したことが要因としている。