伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (12月14日記)
日経平均株価は、昨晩のNYダウが下げた流れを映して、寄り付き値が下放れて始まる公算です。
本日の下げは、現在が上昇の流れの途中ではなく、下値を試す動きへ入っていることを示唆します。そのため、本日は、弱気有利という見方になります。
寄り付き後の価格が上昇しても、13日の高値2万8793円を前に強く上値を抑えられて、下降を開始すると考えられます。
価格が下げる場合、本日は、10日の安値2万8392円以下を目指す動きになる公算です。
現在が上昇の流れの途中である可能性があるなら、本日は寄り付き時点での弱さを払拭する動きが必要になります。
本日は、9日の高値2万8908円へ接近する動きになる場合だけ、10日の安値が押し目になって、再上昇を開始する可能性を考えておきます。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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