株価指数先物【昼のコメント】 2万8500円を挟んだ保ち合いで推移

市況
2021年12月14日 12時02分

日経225先物は11時30分時点、前日比220円安の2万8430円(-0.76%)前後で推移。売り優勢ながらも寄り付きは2万8500円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8425円)ほど下げず、その後2万8620円まで下落幅を縮める場面が見られた。しかし、プラスに転じることはできず、戻り待ちの売りでじりじりと下落幅を広げると、前引けにかけて2万8420円まで下げた。

朝方こそ底堅さが見られたものの、結局はオプション権利行使価格の2万8500円を挟んだ2万8420円~2万8620円での推移だった。前引けにかけての下げでシカゴ先物にサヤ寄せしており、調整一巡感が意識されそうだ。グローベックスの米株先物は小幅ながらプラス圏で推移している。東証1部の売買高は4億4488万株と5億株を下回る薄商いのなか、トレンドは出にくいだろう。そのため、日経225先物については、引き続き2万8500円を挟んだ保ち合いを想定。NT倍率は先物中心限月で14.40倍と前日の安値水準まで低下した。リバランスは一巡した可能性もあり、NTロング組成の動きも入りやすいだろう。

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