15日の株式相場見通し=下値を試す展開か、FOMC前で買い手控え

市況
2021年12月15日 7時58分

15日の東京株式市場は引き続きリスク回避の売りが優勢となり、日経平均は下値を試す展開が予想される。前日の米国株市場ではハイテク株をはじめ幅広く売りに押される地合いとなり、大引けにかけ下げ渋ったもののNYダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数揃って続落となった。朝方に発表された11月の米PPIの上昇率が市場コンセンサスを上回り、これを背景に米10年債利回りが上昇した。グロース株には向かい風の強い地合いとなるなか、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控え、積極的な買いが入りにくかった。東京市場では、前日に岸田首相が企業の自社株買いにガイドラインを設定する可能性に言及し全体相場の下げを助長したが、きょうもその影響が尾を引くことも考えられる。日経平均は下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的となりそうだが、2万8000円台前半で売り物をこなす展開を強いられそうだ。日本時間あす未明に結果が判明するFOMCを目前に、売買代金も盛り上がりを欠く公算が大きい。

14日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比106ドル77セント安の3万5544ドル18セントと続落。ナスダック総合株価指数は同175.642ポイント安の1万5237.640だった。

日程面では、きょうは10月の第3次産業活動指数、森田日証協会長の会見など。海外では、11月の中国工業生産高、中国小売売上高、中国固定資産投資、12月のNY連銀製造業景況指数、12月のNAHB住宅市場指数、11月の米小売売上高、10月の米企業在庫など。また、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が注目される。

出所:MINKABU PRESS

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