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株価指数先物【引け後コメント】 米国や中国の先行き懸念でショート入りやすく、裁定解消売りを誘発する流れに

市況
2021年12月20日 18時05分

大阪3月限

日経225先物 27900 -620 (-2.17%)

TOPIX先物 1939.5 -43.5 (-2.19%)

日経225先物(3月限)は620円安の2万7900円で取引を終了。寄り付きは2万8300円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8425円)を下回って始まった。その後、2万8250円~2万8350円水準で保ち合っていたが、前場半ば以降は下げ幅を広げる格好となり、節目の2万8000円を下回っての推移となった。後場に入っても弱い値動きは続き、引け間際には2万7830円まで下げる場面も見られ、2万7900円で取引を終えた。

ギャップスタートとなり、売り一巡後には2万8300円を挟んで保ち合いとなったが、中国人民銀行が利下げを実施したことで中国の景気減速が懸念されて、前引けにかけて下落幅を広げた。また、朝方からグローベックスの米株先物の弱い値動きが続き、NYダウ先物の下落幅が400ドルを超えていたことも、週明けの米国市場に対する警戒感を強め、ショートに向かわせたようだ。なお、米国についてはバイデン政権による2兆ドルの米税制・支出法案に関して、民主党マンチン上院議員が不支持を表明したと報じられたことが嫌気されたようである。

日経225先物は予想外の大幅な下げによって、直近の保ち合いレンジの下限水準を下回ってきた。2%を超える下落は過剰な反応と見られるが、週明けの米国市場が先物にサヤ寄せする格好で弱い動きとなれば、改めてショートによる一段の調整が警戒されそうだ。市場参加者が限られる中では指数へのインパクトは大きくなりやすく、これが裁定解消売りを誘発させる流れにつながっている。

NT倍率は先物中心限月で14.38倍と横ばいでの推移だった。一時14.44倍まで上昇する場面もあったが、同水準に位置する25日、75日移動平均線に上値を抑えられた形状である。ただし、直近3営業日は陽線を形成しており、低下する局面ではNTロングによるスプレッド狙いが意識されそうだ。本日は東京エレクトロン<8035>やファーストリテイリング<9983>など主力銘柄が軒並み下落したものの、NT倍率が横ばい推移だったこともあり、グロース株からバリュー株へのローテーションは見られていない。

ポジションは傾けづらいものの、日経225先物は2営業日で1000円超下落したこともあり、オーバーシュート気味の下げに対するリバウンドも意識されてくるだろう。そのため、NT倍率の上昇を想定したNTロングによるスプレッド狙いで対応したい。

手口面では日経225先物は野村が1040枚、みずほが850枚、大和が420枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1670枚、auカブコムが390枚、UBSが330枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は、みずほが1290枚、BofAが740枚、ゴールドマンが680、モルガンSが380枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1240枚、BNPパリバが1120枚、ABNアムロが900枚程度の買い越しだった。ソジェン、BNPパリバ、ABNアムロはいずれも裁定解消(現物売り・先物買い)の動きだろう。

株探ニュース

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