ブラックベリーが決算受け下落 セキュリティ関連の売上高が予想下回る=米国株個別

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2021年12月23日 0時03分

サイバーセキュリティのブラックベリー<BB>が前日引け後に9-11月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益が赤字予想に対して損益均衡で、売上高は予想を上回った。サイバーセキュリティやIoT関連の需要が引き続き安定的に推移した。

ただ、株価は冴えない反応。セキュリティ関連の売上高が1.28億ドルと予想を下回ったことが嫌気されている模様。同社のチェンCEOは声明で「弊社は第4四半期に、自動車のサプライチェーン問題が緩和されることにより、フォルクスワーゲンやBMW、フォードなどの自動車メーカーが使用するQNXカーソフトウェアの需要が高まると予想している」と述べた。

市場からの反応も不評で、目標株価を引き下げるアナリストも相次いでいる。「同社の背景は安定しているが、環境は依然として不安定で、成長が加速するまでにはさらに時間がかかる。同社の特許ポートフォリオは今四半期に売却される可能性がある」という。

(9-11月・第3四半期)

・1株損益(調整後):±0ドル(予想:-0.07ドル)

・売上高:1.84億ドル(予想:1.77億ドル)

(12-2月・第4四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.85~0.95ドル(予想:0.91ドル)

・売上高:57~62億ドル(予想:58.1億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):0.85~0.95ドル(従来:0.85~0.95ドル)(予想:0.91ドル)

・売上高:57~62億ドル(従来:58.1~59億ドル)(予想:58.1億ドル)

(NY時間09:50)

ブラックベリー<BB> 8.83(-0.42 -4.54%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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