株価指数先物【昼のコメント】 25日線水準での底堅さでリバウンド強めてくる可能性も
日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の2万8590円(+0.52%)前後で推移。寄り付きは2万8700円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8670円)にサヤ寄せする格好で買い先行で始まった。ただし、寄り付きを高値にこう着感の強い値動きを続けており、前引けにかけて2万8570円まで上げ幅を縮める場面も見られた。
日経225先物はナイトセッションの出来高が9281枚だったが、日中取引は前引け時点で6600枚程度であり、市場参加者は限られている。ただし、買い一巡後はこう着ながらも、25日移動平均線水準で底堅さを見せていることもあり、売り方にとっては仕掛けづらい状況だろう。後場も薄商いのなかで小動きに推移することになろうが、25日線水準での底堅さから、リバウンドを強めてくる可能性はありそうだ。なお、グローベックスの米株先物は小動きではあるが、プラス圏で推移している。
NT倍率は先物中心限月で14.45倍に低下した。ファーストリテイリング<9983>、エーザイ<4523>の下げが日経平均の重荷となっている。ただし、NT倍率は5日、25日、75日線が集中する水準を支持線として意識しており、NTロングによるスプレッド狙いを引き続き想定しておきたい。
株探ニュース