ユニバンスの上げ足鮮烈、15年10カ月ぶり高値で大相場の片鱗
ユニバンス<7254>の上げ足鮮烈、一時80円高の883円まで駆け上がり年初来高値を更新した。時価は2006年2月以来約15年10カ月ぶりの高値圏に浮上し大相場の様相を見せ始めている。PERは依然として8倍近辺で割安感がある。前日は朝方に大きく下値を試す動きとなったものの、その後は次第高となりプラス圏に浮上して引けた。きょうは買いの勢いが一段と増している。日産自動車<7201>を主要販売先とする自動車部品会社で、ミッションやアクスルなどを主力に足もとの業績は絶好調。22年3月期は営業損益が30億円(前期実績は6億6100万円の赤字)と大幅黒字転換を予想しており、14年ぶりの過去最高利益更新を見込んでいる。モーターやインバーター、車軸などをコンパクトに統合した電気自動車(EV)向け駆動装置「eアクスル」の販売拡大に期待が大きい。