ワイエイシイが上値追い加速、業績増額含みで次世代半導体分野の戦略商品に脚光
ワイエイシイホールディングス<6298>は上値追い加速、一時10%を超える上昇で1121円まで駆け上がり、11月17日の戻り高値1087円を大陽線で一気にブレークした。半導体製造装置や液晶製造装置などを主力にメカトロニクス関連分野を深耕しており、強力なグループ会社を擁し、次世代パワー半導体分野におけるキーテクノロジーに注目が集まっている。ワイエイシイの子会社でレーザー技術のスペシャリスト集団として存在感を高めているのが、ワイエイシイビームで、同社が製造するパワー半導体素子用レーザアニーラ(Si-IGBTレーザアニーラ)に注目度が高い。また、ワイエイシイビームは世界初となるSiC(シリコンカーバイド)裏面電極オーミック化専用装置も製造している。こうした有力子会社に支えられ足もとの業績も絶好調、22年3月期営業利益は前期比2.2倍の16億円を見込むが一段の上振れ観測も出ている。