NY株式:NYダウ170ドル安、速やかな金融引き締め懸念がくすぶる

市況
2022年1月7日 7時00分

米国株式市場は続落。ダウ平均は170.64ドル安の36236.47ドル、ナスダックは19.30ポイント安の15080.87で取引を終了した。週次失業保険申請件数が増加したほか、12月ISM非製造業景況指数が予想を大幅に下回ったため強い回復期待が後退し、寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)による速やかな金融引き締めへの警戒感もくすぶり終日軟調に推移した。セクター別では銀行やエネルギーが上昇した一方、ヘルスケア機器・サービスが下落。

百貨店のメーシーズ(M)や小売りチェーンのベッド・バス・ビヨンド(BBBY)は小売り店の追加閉鎖でコストを削減する計画を発表し、それぞれ上昇。スポーツ用品販売会社のディックス・スポーティング・グッズ(DKS)は第4四半期の業績見通しを引き上げ、アナリスト予想も上回ったため買われた。サステイナブルフットウエアメーカーのオールバーズ(BIRD)はアナリストの投資判断引き上げを受けて上昇。一方で、電気自動車メーカーのリビアン・オートモーティブ(RIVN)は同社に出資しているオンライン小売アマゾン(AMZN)が欧州自動車メーカーのステランティスと配送用の電動バン購入などで合意したと発表したことを受けて、競争激化懸念に売られた。医療管理会社のヒューマナ(HUM)は市場競争の激化を理由に、メディケアアドバンテージ商品の会員数の成長率見通しを引き下げたことが嫌気され大幅下落。

セントルイス連銀のブラード総裁は、3月の利上げ開始も可能との見解を示した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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