話題株ピックアップ【昼刊】:タマホーム、フロンテオ、ソフトバンクG

注目
2022年1月12日 11時40分

■タマホーム <1419>  2,570円  +330 円 (+14.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

タマホーム<1419>が急反発している。11日の取引終了後、22年5月期の連結業績予想について、売上高を2250億円から2350億円(前期比7.8%増)へ、営業利益を113億円から120億円(同9.1%増)へ、純利益を73億円から76億円(同6.0%増)へ上方修正し、あわせて110円を予定していた期末一括配当を115円に引き上げたことが好感されている。上期において、主力の住宅事業で受注状況が引き続き順調に推移し、住宅引き渡し棟数が5207棟と上場来過去最高を更新したことや、保証延長工事の契約件数増加に伴いリフォーム事業が好調に推移したことが要因。また、不動産事業の戸建分譲事業で、受注・引き渡しともに好調に推移したことや、マンション事業で新規プロジェクト3棟のうち1棟を完売し、残り2棟についても順調に販売活動を進めたことなども寄与した。同時に発表した第2四半期累計(6~11月)決算は、売上高1151億400万円(前年同期比16.7%増)、営業利益60億1600万円(同42.0%増)、純利益41億100万円(同30.3%増)だった。

■弁護士ドットコム <6027>  5,140円  +440 円 (+9.4%)  11:30現在

弁護士ドットコム<6027>が大幅高で7日ぶりに反発している。午前9時ごろ、出前館<2484>と業務提携すると発表したことが好材料視されている。今回の提携により、出前館で働く配達員の福利厚生の拡充を目的に税理士ドットコムの「税理士紹介サービス」と、確定申告や税務の質問・悩みをオンラインで税理士に相談できる「クラウド税務相談」のサービスを特別価格で提供する。なお、同件による業績の影響は軽微としている。

■FRONTEO <2158>  2,615円  +174 円 (+7.1%)  11:30現在

FRONTEO<2158>が大幅高で7日ぶりに反発している。11日の取引終了後、開発中の「会話型 認知症診断支援AIプログラム」に関して、臨床試験における目標症例数を達成し、症例登録を完了したと発表しており、これが好感されている。同プログラムは、同社独自の自然言語解析人工知能(AI)を利用し、医師と患者との5~10分程度の日常会話から認知機能障害をスクリーニングできるシステム。今後、集積された臨床データの解析などを行い薬事承認申請などのプロセスを進める予定で、23年度の上市を目指すとしている。

■コジマ <7513>  547円  +34 円 (+6.6%)  11:30現在

コジマ<7513>は堅調。同社は11日取引終了後、22年8月期第1四半期単独営業利益は13億900万円と発表した。上期計画17億円に対する進捗率は77%、通期計画50億円に対しては26.2%。なお、今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、前年との比較は記載されていない。店舗における「集客力の強化」にこだわり、競合他社との差別化を図る施策に注力したほか、トイズや自転車、酒類など、生活スタイルの変化に伴い需要が増加している新たな商品カテゴリーの拡充を進めたとしている。

■MonotaRO <3064>  2,217円  +135 円 (+6.5%)  11:30現在

MonotaRO<3064>は大幅続伸している。11日の取引終了後に発表した12月度の月次業績で、売上高が前年同月比20.5%増の166億7800万円となり、順調に積み上がっていることが好感されている。

■技研製作所 <6289>  4,245円  +230 円 (+5.7%)  11:30現在

技研製作所<6289>は大幅反発。同社は11日取引終了後、22年8月期第1四半期(9~11月)連結営業利益は13億8300万円(前年同期比9.4%増)と発表した。上期計画22億7000万円(前年同期比4.6%増)に対する進捗率は60.9%、通期計画45億円(前期比12.6%増)に対しては30.7%。建設機械事業では顧客の設備投資意欲の回復に伴って販売が堅調に推移しており、セグメント利益は前年同期比38.0%増となった。

■INPEX <1605>  1,076円  +57 円 (+5.6%)  11:30現在

INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が高い。11日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の2月限が前日比2.99ドル高の1バレル=81.22ドルと上昇。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が7週連続で取り崩しとなる見通しが明らかとなり、原油需給の引き締まり観測が強まった。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大は続いているが、原油需要の回復は続くとの見方が出ている。この原油高を背景にINPEXなどが上昇している。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,642円  +282 円 (+5.3%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>が反発、5400円近辺で収れんする5日・25日移動平均線を上回ってきた。依然として底値圏に位置しているものの、売り飽き気分が台頭する一方で押し目買いが厚みを増してきた。昨年12月に約430億円の自社株買いを行ったことを開示、同社は最大で1兆円の自社株買いを発表していることもあって、今後も継続的な自社株購入の動きが見込めるとの見方が安心感につながっているもようだ。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が200ポイント超の上昇で続伸しており、目先底入れムードが出ている。同社は米ハイテク株に積極投資している関係で、ナスダック市場の動向と株価連動性が高く、足もと追い風が意識される。また、同社が出資する中国電子商取引最大手のアリババ集団<BABA>の株価動向も注目されていたが、昨年12月30日を境に反騰局面に入っており、年明け以降も下値を切り上げる展開にあることでポジティブ視されている。

■SHIFT <3697>  19,140円  +890 円 (+4.9%)  11:30現在

SHIFT<3697>が大幅高で3日続伸している。11日の取引終了後、子会社SHIFT SECURITYが、セキュリティー製品の営業・販売事業を展開する米セントリーマーク社(カリフォルニア州)と資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視されている。セントリーマーク社の転換権付優先株式を第三者割当増資に応じる形で引き受け、マイノリティー出資を通じた資本・業務提携を行うという。セントリーマーク社は、SOC(セキュリティー・オペレーションズ・センター)領域で米大手のシルバースカイ社が展開するSOCインフラプラットフォームの、日本を中心としたアジア地域を対象にした総代理店で、今回の提携により日本語に対応したSOCインフラプラットフォームの技術サポートをSHIFT SECURITYへ委託し、日本におけるSOCaaS(セキュリティー・オペレーションズ・センター・アズ・ア・サービス)事業を協同で展開するとしている。

■ライク <2462>  1,802円  +83 円 (+4.8%)  11:30現在

ライク<2462>は大幅続伸。同社は11日取引終了後、22年5月期第2四半期累計(6~11月)連結営業利益は13億9900万円(前年同期比18.2%増)と発表した。通期計画38億円(前期比5.3%増)は据え置かれた。事業別では、子育て支援サービス事業の営業利益は前年同期比40.3%増、介護関連サービス事業が同52.1%増となった。

■パンパシHD <7532>  1,619円  +69 円 (+4.5%)  11:30現在

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が5日ぶりに反発している。11日の取引終了後、22年6月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これが好材料視されている。毎年6月末時点と12月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、同社グループの電子マネー「majica」のポイントを一律で2000円分贈呈する。また、同時に発表した12月度の月別販売高状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比1.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことも好材料視されている。特にクリスマスから年末年始にかけての最大繁忙期間に合わせて、チラシやクーポン、majica還元施策などの販促戦略を行ったことが売り上げの増加につながったとしている。

■ライフコーポレーション <8194>  3,395円  +135 円 (+4.1%)  11:30現在

ライフコーポレーション<8194>は反発。同社は11日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は197億500万円(前年同期比6.8%減)と発表した。通期計画190億円(前期比30.6%減)を超過しており、これが好感されているもよう。新型コロナウイルス感染症の影響は依然合理的に見通すことが困難であるため、業績予想を据え置いたとしている。

■進和 <7607>  2,245円  +89 円 (+4.1%)  11:30現在

進和<7607>が大幅続伸となっている。同社は11日取引終了後に、22年8月期第1四半期(21年9~11月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比86.9%増の12億600万円となり、上半期計画の20億1800万円に対する進捗率は60%弱となった。売上高は同32.4%増の172億1600万円で着地。国内で自動車部品メーカー向けに溶接設備・材料の売り上げが伸びたほか、中国の半導体・エレクトロニクスデバイスメーカー向けに精密塗布装置の販売が好調だったことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■レーザーテック <6920>  31,790円  +1,060 円 (+3.5%)  11:30現在

レーザーテック<6920>が6日ぶりに満を持して反発に転じた。ここ米長期金利上昇を背景としたハイテク系グロース株への売り圧力が東京市場にも及び、半導体セクターでは高PERの同社株の保有ポジションを落とす動きが強まっていた。前日までの5営業日で株価を4500円以上も切り下げていたが、前日の米国株市場ではパウエルFRB議長の米上院での議会証言を受けてハイテク株を中心に買い戻される流れとなり、それに乗る形で同社株にもリバウンド狙いの買いが流入している。マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占し、特に先端半導体の製造で必須となるEUV露光装置対応商品では高い利益貢献が見込まれているだけに、潜在的な買いニーズは強い。

■USMH <3222>  1,070円  +35 円 (+3.4%)  11:30現在

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス<3222>は4日ぶり反発。同社は11日取引終了後、22年2月期第3四半期累計(3~11月)連結営業利益は71億7000万円(前年同期比48.1%減)と発表した。通期計画130億円(前期比32.0%減)に対する進捗率は55.2%にとどまっているが、前日まで決算への警戒で3日続落となっていたため、きょうは材料出つくしの買いが優勢のようだ。前年はコロナ禍でまとめ買いの傾向があったが、買上点数が減少しており、客単価は低下傾向にあるとした。

■ゼネラル・オイスター <3224>  1,132円  +150 円 (+15.3%) ストップ高買い気配   11:30現在

ゼネラル・オイスター<3224>はストップ高カイ気配。11日の取引終了後、阪和興業<8078>と資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視されている。財務基盤の強化により資本を充実化させるとともに、コロナ禍で抑制していた成長投資を積極的に行い、設備更新投資に要する資金を確保するのが狙い。資本面では阪和興と筆頭株主であるネクスタ匿名組合を割当先、1月27日を払込期日とする合計56万1000株の第三者割当増資を実施する。なお、調達資金約4億9000万円は陸上養殖の量産化へ向けた投資やEC通販事業の強化、大槌工場の増産対応費用などにあてる方針だ。

●ストップ高銘柄

新田ゼラチン <4977>  683円  +100 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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