東京株式(前引け)=反落、急騰の反動で目先利益確定の売り
13日前引けの日経平均株価は前営業日比247円72銭安の2万8517円94銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億7980万株、売買代金概算は1兆3783億円。値上がり銘柄数は527、対して値下がり銘柄数は1553、変わらずは105銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日に日経平均が先物主導で540円あまりの大幅高となった反動で目先利益確定売りが優勢となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が小幅ながらプラス圏で引けたものの、朝高後に値を消す展開で引け味は悪く、リスク選好ムードに乏しかった。東京市場もその流れを引き継ぐ形で半導体などハイテクセクターに売りがかさんでいる。新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大に対する警戒感も高まり内需株にも値を下げる銘柄が多い。一方で、原油価格の上昇を背景に資源関連株が買われたほか、鉄鋼株などバリュー株への投資資金流入が目立った。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が軟調、キーエンス<6861>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も値を下げている。オリンパス<7733>、任天堂<7974>なども売りに押された。イオン<8267>の下げも目立つ。ラクス<3923>が大幅安、MonotaRO<3064>も下落した。半面、トヨタ自動車<7203>がしっかり、日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>なども買われた。三菱商事<8058>も堅調。星和電機<6748>がストップ高となり、OSG<6136>も値を飛ばした。