米10年債利回り上昇が成長株を脅かすリスクは小さいとの声も=米国株

市況
2022年1月13日 23時57分

FRBによる早期の利上げやバランスシート縮小への期待で、米国債利回りは上昇している。それに伴いIT・ハイテク株を始めとした成長株はバリュエーションが懸念され、戻り売りが強まっている。

ただ、米大手証券からは、米10年債利回りの今年末までの上昇は2%までに限定されると予想したうえで、その場合、将来生み出すであろう期待キャッシュフローを割り引いて想定株価が形成されている成長株に関して、利回り上昇が限られることから、割引率上昇へのリスクも限定されると分析した。現在の金利環境で割り引いた成長株のバリュエーションは2000年に比べて、遥かに無理がないと思われるとも述べている。また、FRBによる早期正常化が成長を損なうとの懸念は成長株よりもむしろ、景気循環株への影響が大きいとも指摘した。

一方、別の大手証券は、「債券市場は景気循環株が成長株に対して、さらにアウトパフォームすることを示唆している」とし、成長への懸念は景気循環株への主要なリスクではあるものの、この懸念が顕在化している兆候はまだほとんどない」と述べていた。

(NY時間09:42)

アップル<AAPL> 176.11(+0.58 +0.33%)

マイクロソフト<MSFT> 318.72(+0.45 +0.14%)

アマゾン<AMZN> 3318.18(+14.04 +0.42%)

アルファベットC<GOOG> 2856.70(+23.74 +0.84%)

テスラ<TSLA> 1104.79(-1.43 -0.13%)

メタ・プラットフォームズ<FB> 334.58(+1.32 +0.40%)

AMD<AMD> 139.87(+2.40 +1.75%)

エヌビディア<NVDA> 282.55(+2.56 +0.91%)

ツイッター<TWTR> 40.22(-0.03 -0.07%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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