竹内製作所は昨年来高値を更新、22年2月期業績及び配当予想を上方修正
竹内製作所<6432>が急反発し、昨年来高値を更新している。13日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を1340億円から1400億円(前期比24.7%増)へ、営業利益を142億円から167億円(同26.4%増)へ、純利益を106億円から125億円(同28.0%増)へ上方修正し、あわせて58円を予定していた期末一括配当予想を68円(前期53円)へ引き上げたことが好感されている。
従来予想では、電子部品の供給不足による一部機種の生産・販売台数の減少や、製造コスト並びに海上運賃の増加を見込んでいたが、電子部品の供給不足による生産・販売台数の減少が想定よりも軽度となる見込みであることに加えて、欧米での物流混雑が緩和されつつあることなどが寄与する。また、為替レートが想定よりも円安に推移していることも追い風となるとしている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高1069億200万円(前年同期比30.2%増)、営業利益141億6000万円(同41.0%増)、純利益106億1800万円(同45.3%増)だった。