株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は25日線水準を捉える、NTショートの巻き戻し

市況
2022年1月18日 12時16分

日経225先物は11時30分時点、前日比200円高の2万8540円(+0.70%)前後で推移。寄り付きは2万8400円とシカゴ日経平均先物(時間外:2万8390円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。寄り付き直後につけた2万8380円を安値に上げ幅を広げ、5日移動平均線水準での攻防を見せた。前場半ば辺りに5日線を突破すると一段と上げ幅を広げ、前引けにかけて一時2万8580円と25日線水準を捉えてきた。

日経225先物は25日線水準までのリバウンドを見せたことで、いったんは目先達成感も意識されてくる可能性がありそうだ。ただし、上海総合、ハンセン指数がプラス圏で推移しているほか、グローベックスの米株先物も落ち着いた動きを見せているためショートは仕掛けづらく、底堅い値動きは続こう。また、25日線を明確に上放れてくるようだと、75日線が位置する2万8750円辺りをターゲットに、ショートカバーが強まる可能性は意識しておきたい。業種別指数では電気機器の上昇に対して鉄鋼の弱い値動きが目立ち、NT倍率は先物中心限月で一時14.30倍に上昇するなど、NTショートの巻き戻しの動きを見せているようだ。

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