NY株式:NYダウ339ドル安、早期の積極的な金融引き締め警戒感くすぶる

市況
2022年1月20日 7時00分

米国株式市場は続落。ダウ平均は339.82ドル安の35028.65ドル、ナスダックは166.65ポイント安の14340.25で取引を終了した。金融のバンク・オブ・アメリカやモルガンスタンレーの好決算を好感し寄り付き後、上昇。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)の早期の急激な金融引き締めへの警戒感がくすぶり、下落に転じた。引けにかけて、下げ幅を拡大。セクター別では家庭・パーソナル用品、公益事業が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。

消費財メーカのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は四半期決算で1株当たり利益が予想を上回ったほか、2022年の見通し引き上げが好感され上昇。銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は融資の強い伸びが支援し第4四半期決算が予想を上回り上昇した。また、金融のモルガンスタンレー(MS)は株式トレーディングが好調で四半期決算が予想を上回り上昇。さらに、フィンテックのソーファイ(SOFI)は連邦政府の銀行免許を取得したことが好感材料となり、大きく買われた。一方、ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)はアナリストの投資判断引き下げが嫌気され、下落。

バイデン大統領は今年始めての会見において、オミクロン流行による都市閉鎖を行わないと再表明したほか、FRBが必要に応じ支援を調整することが適切だと指摘した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.