3DMは3日ぶり反発、悪性胸膜中皮腫対象の医師主導治験で第1症例への投与が完了
スリー・ディー・マトリックス<7777>は3日ぶり反発。同社は20日取引終了後、資本提携先のPURMX Therapeutics(広島市)から、天然型マイクロRNA補充療法による悪性胸膜中皮腫を対象とした医師主導治験(第1相)において、1例目の被験者に「天然型マイクロRNA」補充型核酸医薬「MIRX002」が投与されたとの報告を受けたと発表した。
3DMは広島大学及び同大学院医系科学研究科・細胞分子生物学研究室の田原栄俊教授らと「天然型マイクロRNA」補充型核酸医薬「MIRX002」を共同開発中。「MIRX002」は悪性胸膜中皮腫に効果のあるマイクロRNAと、それをがん細胞に送達するための界面活性剤ペプチド「A6K」を組み合わせたもの。今回、田原教授により設立されたベンチャー企業であり、3DMが特許譲渡やライセンス契約を行うPURMXから、第1症例への投与完了が報告されたとしている。