株価指数先物【昼のコメント】 ネットフリックスの時間外急落をきっかけに一時2万7100円まで下落

市況
2022年1月21日 12時14分

日経225先物は11時30分時点、前日比450円安の2万7340円(-1.61%)前後で推移。寄り付きは2万7340円とシカゴ日経225先物清算値(2万7500円)を下回る格好でのギャップスタートで始まった。米国市場の下落に加えて、取引終了後に決算を発表したネットフリックス<NFLX>が時間外取引で20%を超える急落となったことで、センチメントを悪化させた。その後も下落幅を広げるなか、前場半ばには一時2万7100円と前日に付けた安値2万7190円を下回る場面も見られた。ただし、スキャルピング中心の商いと見られ、2万7000円割れは回避したことで前引けにかけてはショートカバーから2万7420円まで下げ幅を縮めた。

グローベックスの米株先物は弱い値動きを見せており、ネットフリックスの下落影響が警戒されている。ただし、積極的に仕掛けてくる動きは限られており、短期的なトレードのなかで前場半ば以降は持ち直した格好だろう。もっとも、前場段階でトレードは一回転したことから、後場は手掛けづらくなりそうだ。基本的には先安観が強まっていることもあり、戻りの鈍さが意識されてくると、短期的にはショートを仕掛けてくる動きがありそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.24倍に低下した。明確なリバランスの動きは出ていないものの、25日、75日移動平均線に跳ね返される形状を見せつつあるため、NTショートに向かいやすいだろう。

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