この記事はプレミアム会員限定です

伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 1月23日版

市況
2022年1月23日 8時38分

日経平均は週明け後に上昇するなら、本年前半に上昇の流れを作る可能性を残す

1. NYダウは週明け後に上昇を開始するかで2月以降の上値の重さが見えてくる

図1は、 NYダウの日足です。図中の実線は、今後の2通りのシナリオになります。

NYダウの1月5日以降の下げは、「2020年9月~10月までの調整と同程度の値幅(3056ドル幅の下げ)の調整場面」、または「昨年5月以降、ジグザグに上値、下値を切り上げる流れを継続している中での下げ場面」のどちらかだと考えられます。

前者なら、下値の目安は、1月5日の高値3万6952ドルから3056ドルを引いた3万3896ドルになります。こちらの展開になる場合、以前の安値を割れることで、現状での上値の重さが明確になります。

目先、押し目をつけた後も、すぐに上昇を開始できず、2月中旬、3月中旬頃まで、戻せば売られる展開を継続する公算です。

2月中旬、3月中旬頃までは日柄が十分にあるので、押し目底を確認する過程で、昨年6月18日の安値3万3271ドル以下へ下げることも考えられます。

3万3271ドル以下に下げる動きになる場合、その後の価格が上昇しても、戻り高値3万6952ドルへ届かずに上値を抑えられて、本年全体が弱気に推移する年(年初よりも年末の値位置が低い年)になる可能性が出てきます。

後者なら、昨年12月1日の安値3万4006ドルを維持する動きになるため、その目前に位置する1月21日の安値3万4229ドル付近が押し目底になって、週明け後の価格が反発を開始すると考えられます。

こちらは株探プレミアム限定記事です。プレミアムプランをご契約して読むことができます。
株探プレミアムに申し込む (初回無料体験付き) プレミアム会員の方はこちらからログイン
プレミアム会員になると...
株価情報をリアルタイムで提供
企業業績の表示期数を拡大
限定コラムが読み放題

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.