本日注目すべき【好決算】銘柄 日精蝋、東京製鉄、ISID (21日大引け後 発表分)

注目
2022年1月24日 7時01分

21日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

日精蝋 <5010> [東証2]  ★前期経常を2倍上方修正、2期ぶり復配へ

◆21年12月期の連結経常損益を従来予想の2.2億円の黒字→4.5億円の黒字(前の期は28.5億円の赤字)に2.0倍上方修正した。原油相場の上昇に伴い製品市況が改善し、売上高が計画を13.9%も上回ったことが寄与。固定費削減に加え、為替差益の発生や棚卸評価損の減少なども上振れの要因となった。

業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当を2.5円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

ISID <4812>   ★前期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額

◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の123億円→132億円に7.5%上方修正。増益率が6.9%増→15.0%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。製造ソリューション部門を中心に売上高が計画を上回ったことが寄与。売上総利益率の向上も利益を押し上げた。

業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の52円→56円(前の期は1→2の株式分割前で92円)に増額修正した。

東京製鉄 <5423>   ★今期経常を3%上方修正、上限30億円の自社株買い実施へ

◆22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の320億円→330億円に3.1%上方修正。増益率が6.4倍→6.6倍に拡大する見通しとなった。民間設備投資の持ち直しや製造業の生産回復を背景に、鋼材需要が引き続き底堅く推移するなか、コスト削減を一層推進し、需要に見合った生産を徹底することで採算が上向く。

併せて、発行済み株式数の2.04%にあたる240万株または30億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

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