注目銘柄ダイジェスト(前場):ヒュウガプライマ、ラック、テクマトなど

市況
2022年1月24日 11時59分

LIFULL <2120>:221円(-11円)

大幅反落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も660円から200円に引き下げている。国内HOME’S関連事業における売上予想の減額、同事業におけるテレビCMなどの広告宣伝費を中心とした販管費増加を背景に業績予想を下方修正しているもよう。22年9月期営業利益は従来予想の46.4億円から15億円に、23年9月期は52億円から25.2億円にそれぞれ下方修正しているもよう。

テクマト<3762>:1715円(+125円)

大幅続伸。医用画像管理システムを手掛けるPSPの株式の過半数を取得して子会社化し、PSPと同社連結子会社であるNOBORIの合併を行うと発表している。両社は競合関係にあるものの、顧客基盤や技術基盤は補完関係にあり、事業基盤はより強固になっていくとしている。また、統合会社はエムスリーと新たな合弁会社を設立する計画であり、とりわけ、画像診断AI関連事業の強化が期待される展開にも。

東製鉄<5423>:1215円(-82円)

大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表している。発行済み株式数の2.04%に当たる240万株を上限とした自社株買い実施を同時に発表しており、買い先行となったものの、その後は業績モメンタムの低下をマイナス視する動きが優勢に。10-12月期営業利益は117億円で前年同期比13.8倍、通期予想は310億円から320億円に上方修正しているものの、燃料費上昇などで1-3月期は93億円の水準に低下する見通しとしている。

三井海洋<6269>:1141円 ウ -

ストップ安売り気配。先週末に収益予想の下方修正を発表している。通期経常損益は従来予想の45億円の赤字から300億円の赤字に減額修正。第3四半期累計では47億円の赤字であったため、修正幅は想定以上と捉えられている。海洋資源開発に使う洋上設備での修繕費の想定以上の膨らみ、建設中の設備の操業遅れなどが響いたもよう。期末配当の見送りも発表、年間配当金は従来計画の30円に対して15円となる。

キヤノン<7751>:2799円(+50.5円)

大幅反発。22年12月期純利益が前期見込み比約2割増の2400億円前後になる見通しとの観測報道が伝わっている。市場コンセンサスは2100億円程度であり、想定以上の収益拡大と捉えられる形に。在宅勤務の定着により個人向けプリンターが伸びるようだ。また、原材料価格高騰に関しても、自動化や部品内製化、製品値上げなどで対応していくもよう。なお、21年12月期は前期比2.5倍の2100億円程度になったもようとされている。

ヒュウガプライマ<7133>:5430円(+700円)

ストップ高。介護記録を管理するクラウドシステムなど「介護テック」の中堅上場企業の一つとして一部メディアの特集で取り上げられ、買い材料視されている。特集ではHYUGA PRIMARY CAREが開発した腕時計型のウエアラブル端末が紹介されており、「21年8月の投入以降、4施設で計約150台が稼働している。特に新型コロナウイルスの検査で必要な血中酸素濃度を手軽に計測できる点が評価されている」としている。

ラック<3857>:798円(+87円)

大幅に3日続伸。野村総合研究所<4307>と資本業務提携契約を締結すると発表している。クラウドプラットフォームにマネージドセキュリティサービスを提供する合弁会社「ニューリジェンセキュリティ」を設立する。出資比率は野村総研50%、ラック50%。また、461万株を発行して野村総研に313万株、KDDI<9433>に148万株を割り当てる。調達資金の約32.8億円はM&Aや資本提携などに充てる。

エイシアンスタ<8946>:81円(+5円)

大幅高。株主優待制度を導入すると発表している。投資の魅力を高め、中長期的に保有する株主の増加を図ることが目的。株主優待制度「ASIAN STARプレミアム優待倶楽部」を新設し、保有株式数(5000株以上)に応じて優待ポイントを贈呈する。ポイントは食品、電化製品など2000種類以上の商品のほか、共通株主優待コイン「WILLs Coin」とも交換可能。贈呈時期は6月と12月の年2回で、今年6月30日現在の株主から実施する。

《ST》

提供:フィスコ

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