株価指数先物【昼のコメント】 後場は日銀のETF買い入れ期待も、戻り待ちのショートには注意
日経225先物は11時30分時点、前日比480円安の2万7100円(-1.74%)前後で推移。売り先行ではあったが、寄り付きは2万7320円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7275円)よりも下落幅を縮めて始まると、一時2万7450円まで持ち直した。ただし、テクニカル面で上値を抑えられている5日移動平均線(2万7498円)は超えられず、その後は再び下げ幅を広げるなか、前場半ばには2万6980円と節目の2万7000円を割り込む場面もあった。売り一巡後は2万7100円を挟んだ保ち合いで推移。
寄り付き後は下落幅を縮めたものの、結局は5日線を超えることができなかったため、戻り待ちの売りに押される格好だった。グローベックスの米株先物はNYダウ先物で240ドル安、ナスダック100先物は190ポイント安程度で推移していることも神経質にさせているようだ。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1989と全体の9割を占める全面安商状となり、前引けのTOPIXの下落率は2.0%を超えた。これにより後場は日銀のETF買い入れへの思惑から下げ渋る可能性はあるが、戻り待ちのショートには注意しておきたい。
株探ニュース