AT&Tが下げ幅を拡大 後払い電話の解約が予想以上だった点を指摘=米国株個別

材料
2022年1月27日 3時53分

午後になってAT&T<T>が商いを伴って下げ幅を拡大させている。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。携帯の加入者数も予想以上に増加。無料通話キャンペーンや5G、光ファイバー網拡張に伴うコスト増を、投資家が心配する理由は少なくなっている。

ただ、株価は冴えない反応。アナリストは、EBITDAが予想を下回り、ポストペイド型携帯加入者数(後払い電話)の解約が予想以上だった点を指摘している。今回の決算は見た目ほど良くはなく、まちまちな内容との判断のようだ。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.78ドル(予想:0.75ドル)

・売上高:410億ドル(予想:404.7億ドル)

通信:302億ドル(予想:297.9億ドル)

ワーナーメディア:99億ドル(予想:91.3億ドル)

南米:11億ドル(予想:14.3億ドル)

・EBITDA(調整後):113.0億ドル(予想:125.3億ドル)

・FCF:87億ドル(予想:77.4億ドル)

・ポストペイド型携帯加入者数:+130万件(予想:+115万件)

・HBOマックス加入者数累計:7380万件

米国:4680万件(4710万件)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):3.10~3.15ドル(予想:3.13ドル)

・FCF:230億ドル(予想:211.3億ドル)

・設備投資:200億ドル(予想:198.6億ドル)

(NY時間13:43)

AT&T<T> 24.62(-1.87 -7.04%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.