今日の為替市場ポイント:米国の金融引き締めを意識してドル買い継続の可能性

通貨
2022年1月27日 8時18分

26日のドル・円は、東京市場では113円78銭から113円99銭まで反発。欧米市場では、113円97銭から114円69銭まで上昇し、114円68銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に114円台で推移か。米国の金融引き締めを意識してドル買いは継続する可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、連邦公開市場委員会(FOMC)の会合終了後に行われた会見の質問で、毎回の利上げを否定しなかった。FOMC終了後に公表された声明では「FF金利の誘導目標レンジ引き上げが近く適切になると見込んでいる」との見解が表明された。また、バランスシート縮小については、「FF金利誘導目標レンジの引き上げプロセスを開始した後に実施する」との説明が付与されている。

パウエル議長の発言を受けて2022年における米利上げ確率は上昇した。CMEのFedWatchによると、2022年3月末時点で0.25ポイント以上の利上げが実施される確率は26日時点で100%。また、2022年12月末までに合計1.25ポイント以上の利上げが実施される確率は50%を超えているようだ。FRBは今年半ば頃にバランスシートの縮小作業に着手する可能性が浮上しており、米長期金利の動向について予断を持つことは難しいものの、ドルに対する強気な見方が広がる可能性がある。

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.