NY株式:NYダウ7ドル安、大幅利上げを警戒

市況
2022年1月28日 7時00分

米国株式市場は下落。ダウ平均は7.31ドル安の34160.78ドル、ナスダック189.33ポイント安の13352.79で取引を終了した。10-12月期国内総生産(GDP)の予想以上の高成長を好感し、寄り付き後、上昇。原油高に伴うエネルギーセクターの上昇もけん引しダウは終日堅調に推移。引けにかけてはハイテクの売りに押されたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げを警戒した売りに主要株式指数は下落に転じた。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。

動画配信のネットフリックス(NFLX)は著名投資家のアックマン氏が率いるヘッジファンドのパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントが同社株310万株を取得し、主要株主となったことが明らかになり、上昇。化学品メーカーのダウ(DOW)は10-12月期決算で素材需要が強く、大幅増収増益を発表し、上昇した。航空会社のアラスカ・エア(ALK)も好決算が好感され上昇。また、特殊ガラスとセラミックのメーカーのコーニング(GLW)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。一方、高級住宅建設業のトール・ブラザーズ(TOL)はアナリストの投資判断引き下げで下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は昨日引け後に発表した第4四半期決算の内容が予想を上回ったが、サプライチェーンの混乱が年内の生産を限定的にすると警告、また、年内の新車発表がない可能性を指摘したため下落した。半導体テスト製品メーカーのテラダイン(TER)は需要の低迷や、サプライチェーン混乱が業績に響くと警告、第1四半期の見通しが市場の予想を下回ったため、下落。

携帯端末のアップル(AAPL)は取引終了後に決算を発表。内容は予想を上回り、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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