概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は強含み、ロシア側は外交的な解決を模索

市況
2022年1月31日 9時15分

【ブラジル】ボベスパ指数 111910.10 -0.62%

28日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比701.50ポイント安(-0.62%)の111910.10で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では43が上昇、484が下落、変わらずは1で売りがやや優勢。アメリカのインフレ高進の懸念は多少緩和されたが、外部環境の改善は遅れており、上値は重くなった。

【ロシア】MOEX指数 3488.60 +0.95%

28日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比32.67ポイント高(+0.95%)の3488.60で引けた。日中の取引レンジは、3446.01-3534.40。ウクライナ問題のすみやかな解決は期待できないものの、ロシア側は外交的な解決を模索しており、株価指数はしっかりとした値動きとなった。

【インド】SENSEX指数 57200.23 -0.13%

28日のインドSENSEX指数は、弱含み。前日比76.71ポイント安(-0.13%)の57200.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同8.20ポイント安(-0.05%)の17101.95で取引を終えた。30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、14が上昇、16が下落、変わらずは0で売りがやや優勢。ナショナル・サーマルパワー(NTPC)の上げが目立ったが、マルチ・スズキ・インディア(MSIL)はさえない値動きとなった。

【中国本土】上海総合指数 3361.44 -0.97%

28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比32.81ポイント安(-0.97%)の3361.44ポイントと続落した。

朝高後に売られる流れ。指数は前日に心理的節目の3400ポイントを約6カ月ぶりに割り込んでいたとあって、値ごろ感に着目した買いが先行。ただ、大型連休を前に積極的な売買が手控えられるなか、上値は重く、指数はほどなくマイナス圏に沈んでいる。中国では春節(旧正月)の大型連休が週明けからスタートし、本土市場は1月31日~2月4日まで休場となる。

《CS》

提供:フィスコ

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