話題株ピックアップ【昼刊】:トプコン、アルプスアル、弁護士COM
■トプコン <7732> 1,541円 +300 円 (+24.2%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率トップ
トプコン<7732>がストップ高。株価は底値圏に位置していたこともあって、20%を大幅に超える上昇で1500円台に乗せてきた。同社は測量機やGPS関連分野で実績が高く、オプトエレクトロニクス技術を強みとしている。前週末28日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の125億円から135億円(前期比2倍)に増額しており、これを好感する買いが集中する格好となった。スマートインフラ事業が部材不足の影響をこなし堅調を維持しているほか、欧米を中心に測量・レーザー機器の販売が好調で収益を押し上げている。
■アルプスアルパイン <6770> 1,265円 +205 円 (+19.3%) 11:30現在 東証1部 上昇率2位
アルプスアルパイン<6770>が急伸、カイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げてきた。前週末28日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を280億円から305億円(前期比2.3倍)へ増額しており、これを好感した買いが入っているようだ。売上高も7753億円から7850億円(同9.3%増)へ引き上げた。ゲーム機やモバイル機器に搭載されるコンポーネント製品が堅調なほか、為替が円安基調で推移していることや物流子会社の業績好調などが業績を押し上げる見通し。なお、同時に発表した第3四半期累計(21年4~12月)の決算は、売上高5933億1700万円(前年同期比11.2%増)、営業利益278億7500万円(同3.2倍)だった。
■弁護士ドットコム <6027> 4,810円 +610 円 (+14.5%) 11:30現在
弁護士ドットコム<6027>が続伸している。前週末28日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を20万株(発行済み株数の0.90%)、または5億円としており、取得期間は1月31日から3月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
■ZOZO <3092> 3,095円 +289 円 (+10.3%) 11:30現在 東証1部 上昇率7位
ZOZO<3092>は大幅続伸。同社は28日取引終了後、22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は387億7900万円(前年同期比14.8%増)と発表した。通期計画478億円(前期比8.3%増)に対する進捗率は81.1%。ZOZOTOWN事業はアクティブ会員数、ゲスト購入者数ともに前年同期比で増加し、年間購入者数も増加。PayPayモールは商品取扱高が前年同期比95.7%増、BtoB事業は同23.0%増となった。
■七十七銀行 <8341> 1,510円 +111 円 (+7.9%) 11:30現在
28日に発表した「株主優待制度を新設」が買い材料。
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で300株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、保有株数に応じて3000~1万円相当の地元特産品またはギフトカードを贈呈する。寄付することもできる。
■アサヒホールディングス <5857> 2,177円 +146 円 (+7.2%) 11:30現在
28日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)最終が13%増益で着地・10-12月期も5%増益」が好感された。
アサヒホールディングス <5857> が1月28日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比13.4%増の135億円に伸び、通期計画の182億円に対する進捗率は5年平均の64.7%を上回る74.5%に達した。
■新日本電工 <5563> 299円 +19 円 (+6.8%) 11:30現在
新日本電工<5563>が続伸。株価は今月13日に322円の戻り高値を形成後、大きく調整を強いられたが、足もと売り物を吸収しリバウンド局面に転じている。日本製鉄系の合金鉄トップメーカーだが、足もとの業績は会社側想定を大きく上回る形で好調に推移している。前週末28日取引終了後21年12月期業績の上方修正を発表、経常利益を従来予想の55億円から69億円(前期比2.3倍)に、最終利益については40億円から78億円(同3倍)と従来予想に比べ約2倍となる大幅増額となった。合金鉄事業で、高水準の製品需要に加え販売価格も高いレベルで推移していることが収益を押し上げており、これを評価する買いを呼び込む格好となっている。
■TOWA <6315> 2,550円 +154 円 (+6.4%) 11:30現在
28日に発表した「Fine Internationalを子会社化」が買い材料。
ブレードの製造・販売を手掛けるFine Internationalの株式を取得し子会社化する。
■リクルート <6098> 5,619円 +314 円 (+5.9%) 11:30現在
28日に発表した「2.06%を上限に自社株TOBを実施」が買い材料。
発行済み株式数の2.06%にあたる3400万株(金額で1557億5400万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は1月31日から3月1日まで。買い付け価格は4581円。
■ストライク <6196> 4,505円 +235 円 (+5.5%) 11:30現在
ストライク<6196>は下落スタート後にプラス圏へ浮上している。同社は28日取引終了後、資本効率の向上及び今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図るため、12万株(発行済み株式総数に対する割合0.6%)もしくは5億円を上限とする自己株式の取得枠を設定することを発表した。取得期間は2月1日~3月31日。あわせて、22年9月期第1四半期(10~12月)単独営業利益は8億9300万円と発表した。上期計画21億3800万円に対する進捗率は41.8%、通期計画42億1000万円に対しては21.2%。21年9月期が決算期変更の経過期間であったため、前年との比較は記載されていない。成約組数は38組と計画の42組をやや下回ったが、営業利益は第1四半期における過去最高を達成したとしている。
■オリエンタルランド <4661> 19,730円 +950 円 (+5.1%) 11:30現在
オリエンタルランド<4661>は続伸。同社は28日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を2390億2000万円から2619億3900万円(前期比53.6%増)へ、営業損益を242億6000万円の赤字から76億2300万円の赤字(前期は459億8900万円の赤字)へ、純損益を175億5000万円の赤字から58億7400万円の赤字(同541億9000万円の赤字)へ上方修正すると発表した。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業損益は16億1700万円の赤字(前年同期は198億4000万円の赤字)だった。10月25日から入園者数の上限を段階的に引き上げてパークを運営しており、第3四半期(10~12月)の入園者数が予想を上回った。ゲスト1人当たりの売上高も商品販売収入を中心に好調に推移しているとした。
■SGホールディングス <9143> 2,463円 +117 円 (+5.0%) 11:30現在
SGホールディングス<9143>が続伸している。前週末28日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆4500億円から1兆5200億円(前期比15.8%増)へ、営業利益を1250億円から1390億円(同36.6%増)へ、純利益を850億円から960億円(同29.1%増)へ上方修正し、あわせて21円を予定していた期末配当予想を26円に引き上げ年間配当予想を46円とした。新型コロナウイルス感染症の拡大に起因した世界的な海上コンテナ需給の逼迫により、海上及び航空運賃の高騰が継続するなか、スリランカに本社を置く子会社エクスポランカ社で海上及び航空コンテナスペースを確保し、既存・新規顧客の旺盛な需要を取り込んだことが寄与する。同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高1兆1666億円(前年同期比18.8%増)、営業利益1148億2800万円(同29.7%増)、純利益799億8000万円(同26.6%増)だった。
■リョーサン <8140> 2,267円 +103 円 (+4.8%) 11:30現在
リョーサン<8140>は大幅続伸。同社は28日取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を2340億円から2600億円(前期比18.2%増)へ、営業利益を57億円から76億円(同64.2%増)へ、純利益を42億円から52億円(同13.4%増)へ、年間配当予想を80円から120円(前期は100円)へ上方修正するとした。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は66億2300万円(前年同期比2.3倍)だった。新型コロナウイルス感染症の影響が想定より軽微であったことに加え、前広の商材確保で市場ニーズを取り込み、売上高は当初の予想を上回る見通しとなった。また、産業機器向けなど高付加価値製品の販売好調継続に加え、円安寄与もあり、利益面でも当初の予想を上回る見込みであるとした。
■ソフトバンクグループ <9984> 5,000円 +205 円 (+4.3%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が続伸、前週は全体波乱相場のなかで大きく水準を切り下げたが、足もと売り一巡感からリバウンドに転じている。前週末の米国株市場ではハイテク株中心に買い戻され、ナスダック総合株価指数が3%を超える大幅上昇を示すなど反騰態勢を明示した。同社株は米ハイテク株への積極的な投資を行っており、ナスダック市場の動向との連動性が高い。また、株式需給面では昨年11月に最大1兆円を上限とする自社株買いを発表しており、これもリバウンド期待を後押ししているもようだ。信用買い残も足もと減少傾向で株式需給も改善の方向にある。個人投資家の関心の高い銘柄であり、売買代金は全上場企業を通じて2位となっている。
■ユアテック <1934> 675円 +25 円 (+3.9%) 11:30現在
ユアテック<1934>は続伸している。前週末28日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2200億円から2250億円(前期比14.2%増)へ、営業利益を86億円から90億円(同6.1%増)へ、純利益を56億円から62億円(同7.6%増)へ上方修正し、あわせて14円を予定していた期末配当予想を16円へ引き上げたことが好感されている。再生可能エネルギー関連工事や電力関連工事などが増加していることに加えて、一部工事の採算性の向上が図れたことなどが要因としている。年間配当予想は26円となり、前期実績に対しては6円の増配となる予定だ。なお、同時に発表した第3四半期累計(21年4~12月)決算は、売上高1604億3300万円(前年同期比21.5%増)、営業利益53億1900万円(同2.2倍)、純利益36億8000万円(同2.4倍)だった。
■ ホットリンク <3680> 717円 +100 円 (+16.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
ホットリンク<3680>はストップ高の717円水準でカイ気配となっている。前週末28日の取引終了後、集計中の21年12月期の連結業績について、売上高が60億9900万円から65億7100万円(前の期比49.9%増)へ、営業利益が2億2200万円から3億5900万円(前の期2500万円の赤字)へ、最終利益が5億6600万円から7億6500万円(前の期比42.5倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。年末商戦需要やコンサルティング・アカウント運用代行などストック型サービスの新規顧客を想定以上に獲得したことで、第4四半期会計期間においてSNSマーケティング支援事業が想定を上回る伸びとなったことが要因。また、クロスバウンド事業で中国W11(独身の日)需要を予想以上に獲得したことも寄与した。
●ストップ高銘柄
東京ソワール <8040> 1,089円 +150 円 (+16.0%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
シンプレクス <4373> 1,803円 -500 円 (-21.7%) ストップ安 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース