東京株式(前引け)=続伸、主力株中心に買い戻され2万7000円台乗せ目前

市況
2022年1月31日 11時48分

31日前引けの日経平均株価は前営業日比264円55銭高の2万6981円89銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億7986万株、売買代金概算は1兆4010億円。値上がり銘柄数は1581、値下がり銘柄数は519、変わらずは82銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場で主要株指数が揃って反発に転じたことを受け、投資家のセンチメントが改善し主力株を中心に広範囲に買い戻された。朝方は気迷い気味の動きを見せていた半導体関連株が買い優勢に傾き、全体指数の上昇を後押しする形となった。外国為替市場でドル高・円安が続いていることや、米株価指数先物も堅調な動きをみせており、前週のリスク回避局面で積み上がった空売りの買い戻しも浮揚力を与える格好となった。日経平均は2万7000円台回復を指呼の間に捉えている。

個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連株が高いほか、ソニーグループ<6758>も上昇した。任天堂<7974>も高く、日本電産<6594>も上値を追った。トプコン<7732>はストップ高カイ気配に張り付いている。アルプスアルパイン<6770>、日本電子材料<6855>なども値を飛ばした。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など銀行株が冴えず、ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。オムロン<6645>が大幅安、東京海上ホールディングス<8766>も下落した。シンプレクス・ホールディングス<4373>がストップ安、サニックス<4651>も急落した。

出所:MINKABU PRESS

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