株価指数先物【昼のコメント】 5日線を突破しショートカバーの動きが強まる

市況
2022年1月31日 12時17分

日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の2万6960円(+0.93%)前後で推移。寄り付きは2万6620円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6670円)を下回る格好で売りが先行した。その後2万6510円まで下落幅を広げる場面を見せたものの、次第に買い戻しが強まった。上値抵抗線をとして機能していた5日移動平均線を突破すると、前引けにかけて2万6980円まで上げ幅を広げた。

グローベックスの米株先物は朝方こそマイナス圏で推移していたものの、小幅ながらプラスに転じてきた。指数インパクトの大きいところでは、東京エレクトロン<8035>が寄り付き直後にいったん下げに転じたが、その後一気に買い戻されて前引けにかけて上げ幅を拡大。ソフトバンクグループ<9984>も売り先行後は強いリバウンドを見せている。

NT倍率は先物中心限月では一時14.20倍に低下する場面もあったが、その後は14.26倍に上昇してきた。月末要因によるショートポジションのリバランスも入りやすいようである。ランチタイムで2万7000円を回復してきており、達成感は意識さるものの、底堅い動きが続くようだとショートカバーを強めてくる可能性はありそうだ。

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