31日の米国市場ダイジェスト:NYダウ406ドル高、ハイテクがけん引

市況
2022年2月1日 7時37分

■NY株式:NYダウ406ドル高、ハイテクがけん引

米国株式市場は続伸。ダウ平均は406.39ドル高の35131.86ドル、ナスダック469.31ポイント高の14239.88で取引を終了した。1月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に上昇し、寄り付き後、上昇。ハイテクやエネルギー関連株の上昇がけん引したほか、ボーイングの上昇も手伝い、終日堅調に推移した。セクター別では特に自動車・自動車部品の上昇が目立った。

バイオのモデルナ(MRNA)は食品医薬品局(FDA)による同社製コロナワクチンの正式承認が好感され上昇。また製薬会社のノババックス(NVAX)は同社製コロナワクチンの緊急使用許可をFDAに申請したことが好感され上昇した。また、航空機メーカーのボーイング(BA)はカタール航空が最新大型貨物機777-8や737マックス機などを含み総340億ドル相当の大量発注したことを明らかにし上昇。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)、動画配信のネットフリックス(NFLX)、代替肉メーカーのビヨンドミートはアナリストの投資判断引き上げを受け、軒並み上昇した。一方で、企業向けITサービスのシトリックス・システムズ(CTXS)は2021年10-12月期決算で増収減益を発表したほか、債務を含め投資会社に身売りし、株式を非公開化することで合意したと発表し下落した。

サンフランシスコ連銀のデイリー総裁はFRBが利上げを早くて3月にも実施する可能性もあると述べた。

Horiko Capital Management LLC

■NY為替:ユーロ圏の金利先高観強まり、ユーロ反発

31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円48銭から114円92銭まで下落し、115円13銭で引けた。欧州通貨高でドル売りが優勢となったほか、株式相場が持ち直し、質への逃避のドル買いは後退した。

ユーロ・ドルは1.1153ドルから1.1248ドルまで上昇し、1.1233ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の理事会を控え、年内利上げ観測が強まりユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は128円70銭から129円38銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3406ドルまで弱含んだのち1.3461ドルまで上昇した。英中央銀行の金融政策決定会合を控え、年内の利上げ観測が強まりポンド買いにつながった。ドル・スイスは0.9330フランから0.9252フランまで下落した。ロシア、ウクライナ緊張で安全通貨としてのフラン買いが継続。

■NY原油:続伸で88.15ドル、欧米株高やユーロ反発を意識した買いが入る

NY原油先物3月限は、続伸(NYMEX原油3月限終値:88.15 ↑1.33)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+1.33ドルの88.15ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは86.34ドル-88.39ドル。ニューヨーク市場の中盤にかけて86.34ドルまで売られたが、株高やユーロ反発を意識し高いが入ったことで再上昇。通常取引終了後の時間外取引で88.39ドルまで一段高となった。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 46.14ドル +0.27ドル(+0.58%)

モルガン・スタンレー(MS) 102.65ドル +0.85ドル(+0.83%)

ゴールドマン・サックス(GS)355.00ドル +7.99ドル(+2.30%)

インテル(INTC) 48.77ドル +1.04ドル(+2.17%)

アップル(AAPL) 174.74ドル +4.41ドル(+2.59%)

アルファベット(GOOG) 2713.47ドル +47.68ドル(+1.79%)

フェイスブック(FB) 313.22ドル +11.51ドル(+3.81%)

キャタピラー(CAT) 201.35ドル +0.19ドル(+0.09%)

アルコア(AA) 56.59ドル -0.81ドル(-1.41%)

ウォルマート(WMT) 139.91ドル +2.39ドル(+1.74%)

《ST》

提供:フィスコ

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