東京株式(前引け)=反落、軟調な米株先物を横目に下値模索
3日前引けの日経平均株価は前営業日比305円66銭安の2万7277円94銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は6億5247万株、売買代金概算は1兆6479億円。値上がり銘柄数は666、値下がり銘柄数は1386、変わらずは130銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、目先利益確定売りや戻り待ちの売りがかさむ展開となり日経平均は下値を試す展開を強いられている。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が揃って続伸基調を維持したが、ナスダック総合株価指数などの上値が重くなっており、東京市場でもハイテク主力株を中心に買い疲れ感が表面化した。米株価指数先物が大きく水準を切り下げていることも市場のセンチメント悪化につながっている。値下がり銘柄数は全体の64%にとどまっているが、売買代金上位の主力銘柄の下げがきつい。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が大きく値を下げ、東京エレクトロン<8035>も大幅安、ソニーグループ<6758>の下げもきつい。ファーストリテイリング<9983>も売られた。メドピア<6095>が値下がり率トップに売られ、ラクス<3923>、イリソ電子工業<6908>なども急落した。半面、トヨタ自動車<7203>が頑強な値動きを示し、塩野義製薬<4507>、デンソー<6902>などが逆行高。HOYA<7741>もしっかり。新日本科学<2395>が急騰、メンバーズ<2130>も値を飛ばした。