NY株式:NYダウ1ドル高、地政学的リスクが重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.39ドル高の35091.13ドル、ナスダックは82.34ポイント安の14015.67で取引を終了した。金利の上昇やウクライナ情勢を警戒し、寄り付き後、下落。同時に、中国のPMIサービス業が予想を上回るなど、連休明けの同国市場が堅調で、世界経済への回復期待も根強くダウは上昇に転じたが、ハイテクの売りが上値を抑制した。セクター別ではエネルギーや消費者サービスが上昇した一方で、メディア、娯楽が下落。
在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はオンライン小売のアマゾン(AMZN)やスポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)が同社買収案提示を検討しているとの報道を受けて上昇した。また、格安航空会社のスピリット(SAVE)とフロンティア(ULCC)は合併を発表し、それぞれ上昇。肉食品メーカーのタイソンフーズ(TSN)は好決算が好感され、上昇した。
不動産会社のサイモンプロパティ(SPG)は取引終了後に決算を発表。弱い見通しが嫌気され、時間外取引で下落している。
Horiko Capital Management LLC
《FA》