東京株式(前引け)=反発、景気敏感株買われ上値指向継続

市況
2022年2月8日 11時51分

8日前引けの日経平均株価は前営業日比116円59銭高の2万7365円46銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億2500万株、売買代金概算は1兆4891億円。値上がり銘柄数は1357、対して値下がり銘柄数は722、変わらずは98銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は買い優勢の展開となった。前日の米国株市場ではNYダウはわずかにプラス圏で引けたもののナスダック総合株価指数は下落するなどはっきりしない展開だった。ただ、東京市場では海運や鉄鋼など景気敏感セクターが強い動きを示し、全体相場を支えている。一方で主力ハイテク株は堅調ながら上値が重く、日経平均の上げ幅も限られた。個別では引き続き好決算発表銘柄を中心に物色する動きとなっている。なお、値上がり銘柄数は前引け時点で全体の6割強にとどまっている。

個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>などの半導体製造装置関連がしっかり、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など大手海運株も買われた。オリエンタルランド<4661>が大きく水準を切り上げたほか、武田薬品工業<4502>、塩野義製薬<4507>などの医薬品株も堅調。ドリームインキュベータ<4310>、シグマクシス・ホールディングス<6088>などが値を飛ばした。半面、ソニーグループ<6758>が冴えず、任天堂<7974>も安い。オリンパス<7733>も売りに押された。エンビプロ・ホールディングス<5698>、ネクステージ<3186>などが急落した。

出所:MINKABU PRESS

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