CVSヘルスが決算受け下落 通期見通しが冴えない=米国株個別

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2022年2月9日 23時46分

ドラッグストアや薬剤給付管理(PBM)など総合ヘルスケアのCVSヘルス<CVS>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表。既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。

2021年に3200万件以上の新型ウイルス検査と5900万件以上のワクチン接種を実施したと述べたほか、第4四半期に今後3年間の店舗閉鎖計画に伴う、オペレーティング・リース資産および有形固定資産の評価減に関連した償却費を約14億ドル計上したと発表した。

売上高は増加したものの、継続的な薬剤償還プログラムからの圧力と最近のジェネリック医薬品導入の影響により一部相殺されたとしている。また、通期の見通しに関しては、1株利益の見通しを据え置いたほか、営業キャッシュフローの見通しを下方修正した。どちらも予想も下回っている。

株価は軟調に推移。

(10-12月・第4四半期)

・既存店売上高:13.4%(予想:7.2%)

・1株利益(調整後):1.98ドル(予想:1.79ドル)

・売上高:766.0億ドル(予想:755.6億ドル)

ドラックストア:393.4億ドル(予想:393.9億ドル)

長期介護施設向け小売り:271.1億ドル(予想:257.6億ドル)

医療費給付:207.0億ドル(予想:205.5億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):8.10~8.30ドル(予想:8.27ドル)

・営業キャッシュフロー:120~130億ドル(従来:125~130億ドル)(予想:133.1億ドル)

(NY時間09:35)

CVSヘルス<CVS> 108.08(-2.76 -2.49%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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