株価指数先物【昼のコメント】 25日線に上値抑えられるも、5日線での底堅さが意識される

市況
2022年2月17日 12時11分

日経225先物は11時30分時点、前日比70円安の2万7360円(+0.25%)前後で推移。寄り付きは2万7470円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7460円)にサヤ寄せする格好で小幅に上昇して始まった。寄り付き直後につけた2万7480円を高値に利食いが優勢となるなか、現物市場の取引開始時には下げに転じ、その後は2万7300円~2万7400円水準での保ち合いが継続した。一時2万7290円まで売られる場面もあったが、同水準に位置している5日移動平均線が支持線として機能していた。

日経225先物は、2万7420円水準に切り下がってきた25日線に上値を抑えられる一方で、下値は5日線での底堅さが見られるなど、狭いレンジでのこう着を続けている。25日線水準では強弱感が対立しやすいほか、グローベックスの米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移していることもあり、ロングは仕掛けづらい。もっとも、5日線を支持線にショート筋も動きづらく、このまま5日線水準での底堅さが見られるようだと、引けにかけてはショートカバーも入りやすいだろう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.12倍に上昇した。日経平均株価が明確に25日線を上放れてくるようだと、NT倍率の上昇を想定したNTショートのリバランスの動きも意識されそうだ。

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