ドアダッシュが決算受け大幅高 同社を利用した食習慣の定着を示す=米国株個別

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2022年2月18日 0時18分

フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、マーケットプレイスでの受注額が予想を上回った。フードデリバリーの受注件数も35%増え、過去最高となった。パンデミックの脅威が薄れているにもかかわらず、同社を利用した食習慣が定着していることを示唆している。

アダーカーCFOは「経済再開で人々がこのサービスを使い続けるか懐疑的な意見も多かったが、過去最高のユーザー数でこの年を終えることができた」と語った。パンデミックは、消費者のテイクアウトへの親近感を強化し、フードデリバリー業界の3桁成長を背景に同社にとって好材料となった。米国でのフードデリバリーが売上高の58%を占めているが、その成功をコンビニエンスストアや食料品など他のカテゴリーにも展開し、物流の巨人になる野望を高めている。

アナリストからも肯定的な見方が伝わっており、EBITDAは予想を下回ったものの、新興企業への投資を続ける中で収益性は継続しており心強いと述べた。月額9.99ドルを払って12ドル以上を注文すると配達料が無料となる「ダッシュパス」の会員が1000万人に達したことにも言及した。

(10-12月・第4四半期)

・1株損益:-0.45ドル(予想:-0.27ドル)

・売上高:13.0億ドル(予想:12.9億ドル)

・EBITDA(調整後):0.47億ドル(予想:0.74億ドル)

・FCF:0.97億ドル(予想:-0.25億ドル)

・受注件数:3.69億件(予想:3.60億件)

・マーケットプレイス受注額:111.6億ドル(予想:106.3億ドル)

(1-3月・第1四半期見通し)

・EBITDA(調整後):0~0.50億ドル(予想:1.01億ドル)

・マーケットプレイス受注額:114~118億ドル(予想:111.7億ドル)

(通期見通し)

・EBITDA(調整後):0~5億ドル(予想:4.52億ドル)

・マーケットプレイス受注額:480~500億ドル(予想:490.9億ドル)

(NY時間10:05)

ドアダッシュ<DASH> 112.40(+17.51 +18.45%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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