10万円以下で買える、増収増益&低PBR 24社 【東証1部】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では710社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、21年4-12月期(3Q累計)決算で増収増益を達成し、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄に注目した。
下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額が250億円以上、(3)4-12月期に売上高と経常利益が前年同期比10%以上増加、(4)PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる24社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは18日現在)
なお、20日(日)16時に「10万円以下で買える、増収増益&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 ┌─売上高─┐ ┌ 経常利益 ┐
コード 銘柄名 金額 増収率 4-12月期 増益率 4-12月期 PBR
<3315> 日本コークス 13700 33.7 84504 235 9866 0.71
<7241> フタバ 40500 26.1 408146 111 3192 0.48
<5020> ENEOS 45220 42.2 7631320 342 515221 0.55
<5408> 中山鋼 46500 49.6 120714 126 4623 0.29
<4220> リケンテクノ 46600 23.7 78376 40.7 5011 0.52
<4997> 日農薬 53800 22.7 51283 155 3246 0.67
<5976> ネツレン 60500 27.5 37946 1117 3127 0.42
<8593> 三菱HCキャ 61000 86.5 1312987 55.8 82252 0.70
<9310> トランシティ 63200 16.5 86509 83.5 6473 0.59
<3402> 東レ 67330 20.7 1646872 181 120507 0.80
<6339> 新東工 70200 22.4 70650 171 3192 0.37
<1934> ユアテック 72000 21.5 160433 109 5663 0.41
<7283> 愛三工 74500 12.3 142630 714 7669 0.51
<3865> 北越コーポ 74700 20.0 193984 1227 23113 0.58
<1879> 新日本建 75600 14.8 69702 26.3 9440 0.51
<9405> 朝日放送HD 75800 12.0 63732 259 4084 0.47
<8890> レーサム 81000 165 45811 881 7888 0.57
<5195> バンドー 85900 18.8 69646 117 7456 0.51
<4548> 生化学 90300 37.0 28145 231 6905 0.75
<8141> 新光商 90800 29.7 92033 167 2082 0.67
<8097> 三愛石 94400 28.3 428310 23.4 9010 0.62
<8281> ゼビオHD 96300 11.6 167045 138 7371 0.36
<6363> 酉島 96500 12.5 34533 224 2092 0.67
<8935> FJネクHD 99300 12.6 54261 13.4 5193 0.58
※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増収率・増益率が%、PBRが倍。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース