アイカーン氏がマクドナルドに対して2名の取締役を指名するよう要請 豚飼育問題で=米国株個別
著名投資家で物言う株主のアイカーン氏は、マクドナルド<MCD>に対して、自身が推薦した2名の取締役を指名するよう要請した。同社のサプライチェーンにおける豚の虐待論争をエスカレートさせている。これに対してマクドナルドは日曜日に声明を発表し、他の取締役候補と同様に候補者を評価すると述べている。
アイカーン氏はマクドナルドのサプライヤーが妊娠中の豚を小さな小屋に入れ、非人道的な飼育を行っていると非難している。一方、マクドナルド側は、アイカーン氏の主張に反論し、これらの飼育の慣習から業界を遠ざけるリーダー的存在であると主張。マクドナルドは今年末までに、使用する豚肉の85%から90%を妊娠中にクレートで飼育されていなかった母豚から調達し、2024年までにはすべての豚肉をを群飼いされていた母豚から調達する予定だと述べた。
アイカーン氏はテレビのインタビューで、「この問題は自分にとって金銭的な問題ではない。状況は本当にひどい。このような企業がこれだけ儲かっているのに、動物たちは理由もなく苦しんでいる」と述べていた。
(NY時間10:28)
マクドナルド<MCD> 253.48(+2.88 +1.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美