イーベイが決算受け下落 ガイダンスが期待外れ=米国株個別

材料
2022年2月24日 23時46分

ウクライナ情勢の緊迫化により、きょうの米株式市場は急落して始まる中、イーベイ<EBAY>も下落して始まっている。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ただ、ガイダンスが冴えず、1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示している。

パンデミック時に得た勢いは経済再開で買い物客が対面購入に戻るにつれて衰えている。同社のアクティブバイヤーは1億4700万人と前年比9%減少。サイト上の総取引額も10%減少した。

今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも相次いでいる。特にガイダンスが期待外れだった点を指摘。今回の決算は総取引額(GMV)の成長に対する持続的な圧力が示唆されたと指摘。成長率の低下は2022年も続くことが予想され、アクティブバイヤーの総数は当面減少し続けるだろうとの指摘も聞かれた。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):1.05ドル(予想:0.99ドル)

・売上高:26.1億ドル(予想:26.1億ドル)

・総取引額(GMV):207.3億ドル

・アクティブバイヤー:1.47億人(予想:1.55億人)

(1-3月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.01~1.05ドル(予想:1.07ドル)

・売上高:24.3~24.8億ドル(予想:26.1億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):4.20~4.40ドル(予想:4.41ドル)

・売上高:103~105億ドル(予想:109.2億ドル)

(NY時間09:36)

イーベイ<EBAY> 50.03(-4.56 -8.35%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.