ネットアップが決算受け大幅安 供給問題ぼ影響が指摘される=米国株個別
ストレージのネットアップ<NTAP>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。
ただ、株価は冴えない反応。ベンチャー企業のクラウド自動化のフィラミント社の買収を発表したが、金額は非公開としている。また、ガイダンスで第4四半期の1株利益は予想を下回る見通しを示したものの、通期では予想を上回る1株利益の見通しを示している。
アナリストからは、供給問題が利益率に与えている影響が指摘されている。サプライチェーン問題が予想以上に大きな逆風となっており、それが成長の妨げになっているという。一方、すでに実施されている価格変更により、今後数四半期はその影響が軽減されるはずだとも述べた。株価は割安であり、投資家は供給問題がピークに達したという確信を得るとともに、同社の成長に対する自信を深めるだろうとも語った。
(10-12月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.44ドル(予想:1.28ドル)
・売上高:16.1億ドル(予想:16.1億ドル)
・粗利益率(調整後):67.3%(予想:67.6%)
(1-3月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.21~1.31ドル(予想:1.35ドル)
・売上高:16.4~17.4億ドル(予想:16.7億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.07~5.17ドル(従来:4.90~5.10ドル)(予想:5.06ドル)
・売上高:+10%(従来:9~10%)
(NY時間09:59)
ネットアップ<NTAP> 74.94(-9.16 -10.89%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美