欧州株 軒並みの下げでスタート
欧州株式市場はロシア主要銀行のスウィフト排除によりロシアとの取引が困難になったことなどを受けて値を落として始まっている。独ダックスは2%前後の下げで始まる展開に。各国とも金融株の下げが目立っている。
独ダックスは幅広い銘柄で売られてた。特に下げているのが寄り付きから6%を超える下げとなったドイツ銀行<DB>。ドイツの銀行株はコメルツ銀行なども大きく下げており、ロシア主要銀行のスウィフト排除を受けての悪影響が懸念されている。一方上昇を見せているのは軍需関連。DAX採用銘柄では軍用航空機のエンジンなども手掛けるMTUエアロエンジンズがプラス圏スタートに。
英FTも軒並み下げて始まった。英金融大手HSBC、バークレイズ、スタンダードチャータードなどが軒並みの下げ。その他で目立っているのが、ロシアやカザフスタンなどで事業を展開する貴金属鉱業のポリメタル・インターナショナルで、こちらは30%を超える暴落となっている。ロシア最大手の石油会社ロスネフチ株式の売却を発表した英石油メジャーBPも大きな下げ。寄り付きでは一時7%安に。その後少し戻しているが4%安という状況。