セールスフォース決算 売上高見通しが予想上回る=米国株個別
セールスフォース<CRM>が前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウドサービスに対する需要が堅調だった。また、ガイダンスも公表しており、1株利益は予想を下回る見通しを示したものの、売上高見通しは予想を上回った。
同社はインスタントメッセージのプラットフォームを手掛けるスラックの事業統合に取り組んでいるほか、既存顧客により多くのツールを販売するため製品を追加している。
アナリストからは、「セールス・クラウドとRPO(契約済でこの先実現する売上高)の結果が非常に力強かった。ただ、マーケティング・クラウドは予想より少し弱いような気もする」とのコメントも聞かれた。
ただ、株価は取引開始直後は買いが先行して始まったものの、その後は戻り売りに押され下げに転じている。
(11-1月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.84ドル(予想:0.74ドル)
・売上高:73.3億ドル(予想:72.3億ドル)
サブスクリプション&サポート:68.3億ドル(予想:68.0億ドル)
(2-4月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.93~0.94ドル(予想:1.01ドル)
・売上高:73.7~73.8億ドル(予想:72.6億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.62~4.64ドル(予想:4.75ドル)
・売上高:320~321億ドル(予想:317.6億ドル)
(NY時間09:57)
セールスフォース<CRM> 207.55(-1.34 -0.64%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美