スノーフレイクが決算受け大幅安 アナリストからは前向きな声も=米国株個別
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレイク<SNOW>が大幅安。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、売上高の9割以上を占める製品売上高が予想を上回ったことから、売上高全体も予想を上回った。ただ、1株損益は予想外の赤字となっている。
市場は特にガイダンスを嫌気している模様。通期の製品売上高は67%増の約19億ドルを見込んでいる。予想通りとは言え、過去6四半期で前年比2倍以上の伸びを記録し続けてきただけに失望感が大きいようだ。同社がデータストレージおよび分析分野における競争激化で打撃を被っていることが示唆されている。
ただ、アナリストは前向きな姿勢を崩していない。同社は長期的利益のために短期的には多少の痛みを伴うだろうと指摘。最終顧客向けの価格パフォーマンスを向上させることで、現金化に打撃を与えている。しかし、これにより、プラットフォームへ移行するワークロードの量が増え、より長期的な成長を持続させることができるはずだという。
(11-1月・第4四半期)
・1株損益:-0.43ドル(予想:+0.03ドル)
・売上高:3.84億ドル(予想:3.73億ドル)
製品:3.60億ドル(予想:3.49億ドル)
プロフェッショナル・その他:0.24億ドル(予想:0.24億ドル)
・粗利益率:71%(予想:70.8%)
・売上継続率:178%(予想:164.4%)
・顧客数:5944(予想:5962)
(2-4月・第1四半期見通し)
・製品売上高:3.83~3.88億ドル(予想:3.86億ドル)
(通期見通し)
・製品売上高:18.8~19.0億ドル(予想:18.9億ドル)
(NY時間09:34)
スノーフレーク<SNOW> 227.62(-37.07 -14.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美