三菱重が大幅反発、国内大手証券が投資評価を引き上げ
三菱重工業<7011>が3日ぶりに反発し昨年来高値を更新している。SMBC日興証券が3日付で、投資評価を「2」から「1」とし、目標株価を3900円から5600円へ引き上げたことが好材料視されている。
同証券では、収益源であるAS(アフターサービス)について、特にGTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)事業での成長が続いていると評価。23年3月期は底堅いASが利益を下支えすることに加え、IGCC(石炭ガス化複合発電)事業における追加費用の減少で250億円程度の増益要因が見込まれるという。また、民間航空機事業でB787の出荷機数の回復、民間エンジンについては北米を中心とした国内線を主体に市況回復基調が続き、航空関連事業全体で同200億円程度の増益を見込むとしている。