ファンコが決算受け大幅高 今回はまさに驚きとの声も=米国株個別

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2022年3月5日 3時30分

玩具のファンコ<FNKO>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表しており、堅調な内容を示した。同社のユングCFOは声明で「通期ガイダンスは、少なくとも上半期までは輸送費が高止まりすることを想定。その結果、上半期の粗利益は2021年下半期と同様の逆風に直面することが予想される。また、米物流センターの統合移転やERP導入に伴うプロジェクトコストの発生により、販管比率も上半期は若干高くなる見込みだ」と述べている。

ただ、アナリストからは高評価が多く聞かれ、一部からは「今回はまさに驚きだ」との声も出ている。「音楽、スポーツ、アニメへの注力を強めるなど、全領域で意識的に多角化を進め、新たな消費者を引きつけている。小売業者からの注文を損なうことなく、デジタル直販の成長も加速させ、NFTの販売事業も立ち上げている。数年前の高成長企業に戻った」と指摘した。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.38ドル(予想:0.25ドル)

・売上高:3.36億ドル(予想:2.72億ドル)

・粗利益率(調整後):33.9%(予想:33.9%)

・EBITDA(調整後):0.39億ドル(予想:0.30億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):1.75~1.91ドル

・売上高:20~25%増

(NY時間13:18)

ファンコ<FNKO> 19.57(+1.77 +9.92%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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