ドキュサインが決算受け大幅安 見通しが冴えず不透明感が高まる=米国株個別

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2022年3月11日 23時55分

電子署名ソリューションのドキュサイン<DOCU>が大幅安。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を上回った。ただ、市場はガイダンスを嫌気している。第1四半期、通期とも予想を下回る売上高見通しを示したほか、ビリング(未収請求を考慮した売上高)の見通しも予想を下回った。

アナリストからは、「第4四半期にかけて成長の鈍化傾向が続いていることが確認されており、2023年度にかけて不透明感が高まっている。ビリングの減少と成長見通しの悪化は、営業戦略への投資の実現に時間がかかっていることが原因だ」と述べた。

一方、営業部門におけるいくつかのリーダーシップの交代は、事業の減速傾向を逆転させるための積極的な取り組みを示しているとも指摘した。

(11-1月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.48ドル(予想:0.48ドル)

・売上高:5.81億ドル(予想:5.62億ドル)

サブスク:5.64億ドル(予想:5.47億ドル)

プロフェッショナル・サービス:0.17億ドル(予想:0.14億ドル)

・ビリング:6.70億ドル(予想:6.60億ドル)

・粗利益率(調整後):81.0%(予想:81.8%)

・FCF:0.70億ドル(予想:0.56億ドル)

(2-4月・第1四半期見通し)

・売上高:5.79~5.83億ドル(予想:5.93億ドル)

サブスク:5.62~5.66億ドル(予想:5.76億ドル)

・ビリング:5.73~5.83億ドル(予想:6.50億ドル)

(通期見通し)

・売上高:24.7~24.8億ドル(予想:26.4億ドル)

サブスク:23.9~24.1億ドル(予想:25.6億ドル)

・ビリング:27.1~27.3億ドル(予想:29.2億ドル)

(NY時間09:41)

ドキュサイン<DOCU> 75.06(-18.82 -20.05%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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